分数の混合計算
分数の混合計算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算という4つの演算が1つの式に混ざった分数の計算を、正しい計算順序で解く方法のことです。たとえば「1/2 + 1/3 × 3/4」のような式は、どこから計算するかで答えが変わるため、テストでは必ず計算順序が問われます。
小学5・6年生で習うこの単元は、中学数学の正負の数や文字式の基礎にもつながる大切な内容です。計算順序のルールさえ身につければ、どんなに長い式でも1ステップずつ確実に解けるようになります。この記事では、計算順序を3つのステップで整理し、途中式つきの例題、判断クイズ、練習問題、よくある間違い、FAQまで丁寧に解説します。ぜひ最後まで読んで、計算順序のルールを完全にマスターしましょう。
目次
- 基本ルール:計算順序の3ステップ
- ステップ1:括弧の中を先に計算する
- ステップ2:掛け算・割り算を先に計算する
- ステップ3:足し算・引き算を左から順に計算する
- 実践例:途中式で確認しよう
- 分配法則で楽に解く工夫
- 計算順序の判断クイズ
- テストで役立つスピードアップの3つのコツ
- ステップ別の注意ポイント早見表
- 練習問題(答え付き)
- よくある間違いと注意点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
分数の混合計算の基本ルール:計算順序を覚えよう
分数の混合計算で守るべき計算順序は、整数の四則混合計算とまったく同じです。次の3つのルールを順番に確認しましょう。

計算順序の3ステップ
- 括弧の中を先に計算する:( ) の中身が一番優先されます。
- 掛け算・割り算を先に計算する:左から順に1つずつ計算します。
- 足し算・引き算を計算する:最後に左から順に計算します。
なぜ計算順序が決まっているの?
計算順序は、世界中の人が同じ式から同じ答えを出せるようにするための「約束ごと」です。たとえば 2 + 3 × 4 を「左から順に」計算する人と「掛け算が先」と計算する人がいたら、答えが 20 と 14 に分かれてしまいます。四則混合の式では、約束ごとを守ることで、複雑な式でも誰が解いても同じ答えになります。
また、掛け算・割り算が足し算・引き算より先に計算されるのは、掛け算が「足し算の繰り返し」として強い結びつきを持つためだと考えると覚えやすいでしょう。計算順序の考え方についてさらに知りたい方は、Wikipedia の「四則演算」の解説も参考になります。
分数の掛け算・割り算の基本に不安がある方は、分数の計算方法のページで先に復習しておくと、この先の内容がスムーズに理解できます。
ステップ1:括弧の中を先に計算する
括弧がある式では、まず括弧の中だけを取り出して計算します。これが四則混合計算の第一歩です。括弧の中にも計算順序のルールが適用される点に注意しましょう。
例題:(1/2 + 1/3) × 6/5
途中式:
= 5/6 × 6/5 ← 括弧の中:1/2 + 1/3 = 3/6 + 2/6 = 5/6
= 1 ← 30/30 を約分して 1
答え:1
括弧を無視して左から計算すると、1/2 + 1/3 × 6/5 = 1/2 + 2/5 = 9/10 となり、まったく違う答えになります。括弧の優先順位を忘れないようにしましょう。
もう1問:(2/3 + 1/6) × 3/5
= (4/6 + 1/6) × 3/5 ← 括弧の中を通分
= 5/6 × 3/5
= 15/30 = 1/2
答え:1/2
括弧の中の計算でも、分母が違う分数の足し算は通分が必要です。通分の手順があやふやな方は、通分のやり方の記事で基本を確認しておきましょう。
ステップ2:掛け算・割り算を先に計算する
括弧がなければ、掛け算と割り算を足し算・引き算より先に計算します。掛け算と割り算が複数ある場合は、左から順に1つずつ処理します。
例題:1/2 + 2/3 × 3/4
途中式:
= 1/2 + 1/2 ← 2/3 × 3/4 = 6/12 = 1/2 を先に計算
= 1
答え:1
割り算が混ざった式では、左から順に「逆数を掛ける」形に直していくのがコツです。たとえば 2/3 ÷ 4/5 × 5/6 は、= 2/3 × 5/4 × 5/6 = 50/72 = 25/36 と計算します。途中で約分できるところは先に約分すると、数字が小さくなって計算ミスを防げます。
分数の掛け算では分子同士・分母同士を掛け、割り算では「割る数の逆数を掛ける」のが基本です。計算の途中で数字が大きくなりすぎないよう、約分のコツも意識しながら進めましょう。
ステップ3:足し算・引き算を左から順に計算する
掛け算・割り算を済ませたら、残りの足し算・引き算を左から順に計算します。分母が違う分数同士の足し算・引き算は、通分が必要です。
例題:5/6 − 1/3 × 1/2 + 1/4
途中式:
= 5/6 − 1/6 + 1/4 ← 1/3 × 1/2 = 1/6 を先に計算
= 2/3 + 1/4 ← 左から:5/6 − 1/6 = 4/6 = 2/3
= 8/12 + 3/12 ← 通分
= 11/12
答え:11/12
この例題のように、足し算と引き算が混ざった式では、必ず左から順に計算します。右から計算すると答えが変わってしまうので注意しましょう。また、引き算の結果がマイナスにならないか、答えが仮分数のままになっていないかなど、最後に見直す習慣も大切です。
分数の混合計算の実践例:途中式で確認
分数の混合計算では途中式を書くことが何より大切です。途中式を書けば、どこで間違えたかがすぐに分かるからです。総合的な例題を3問見てみましょう。
分数の混合計算 例題1
問題:(3/4 − 1/2) ÷ 1/8 + 1/3
途中式:
= (3/4 − 2/4) ÷ 1/8 + 1/3 ← 括弧の中を通分
= 1/4 ÷ 1/8 + 1/3
= 1/4 × 8/1 + 1/3 ← 割り算は逆数を掛ける
= 2 + 1/3
= 2と1/3
答え:2と1/3(7/3)
この例題では「括弧→割り算→足し算」の順に計算しました。割り算 1/4 ÷ 1/8 を逆数に直すタイミングで、約分できる 4 と 8 に気づけると、2 とすぐに求められます。
例題2
問題:2/5 × (1/2 + 1/3) − 1/15
途中式:
= 2/5 × 5/6 − 1/15 ← 括弧の中:1/2 + 1/3 = 5/6
= 1/3 − 1/15 ← 10/30 を約分して 1/3
= 5/15 − 1/15
= 4/15
答え:4/15
例題2のような「括弧→掛け算→引き算」の流れは、テストでよく出るパターンです。分数の混合計算では、1つの式の中に複数のルールが組み合わさるため、式全体をざっと見て「どこから手をつけるか」を決めてから書き始めると、スムーズに解けます。
例題3
問題:3/4 ÷ (1/2 + 1/4) − 1/6
途中式:
= 3/4 ÷ (2/4 + 1/4) − 1/6 ← 括弧の中を通分
= 3/4 ÷ 3/4 − 1/6
= 3/4 × 4/3 − 1/6 ← 割り算は逆数を掛ける
= 1 − 1/6
= 5/6
答え:5/6
この例題では、割り算の前後の数が同じ 3/4 ÷ 3/4 = 1 になることに注目しましょう。約分や同じ数同士の計算に気づけると、計算がぐっと速くなります。
途中式の書き方のコツ
途中式を書くときは、1行に1つの計算だけを書くのがコツです。たとえば 1/2 + 2/3 × 3/4 を解く場合、まず「= 1/2 + 1/2」と掛け算の結果だけを書きます。次の行で「= 1」と足し算の結果を書きます。このように1ステップずつ書けば、どこで間違えたかが一目で分かります。
また、計算のポイントを「←」や短いメモで添えておくと、見直しのときに役立ちます。テストでは途中式に部分点がつくこともあるので、丁寧に書く習慣をつけましょう。
分配法則で楽に解く工夫
括弧のある式では、分配法則(分配のきまり)を使って計算を楽にできる場合があります。たとえば (1/2 + 1/3) × 6 は、括弧の中を先に計算しても解けますが、分配法則を使うと次のようにも解けます。
例:(1/2 + 1/3) × 6
= 1/2 × 6 + 1/3 × 6 ← 括弧の外の数を中のそれぞれに掛ける
= 3 + 2
= 5
分配法則は、括弧の外の数を括弧の中のそれぞれの数に掛けて足す(引く)きまりです。分数の計算では、約分しやすい組み合わせを見つけると、暗算に近い速さで解けることもあります。
ただし、分配法則が使えるのは「(足し算・引き算)× 数」の形のときだけです。割り算が混ざった式や、数が後に続く形では使えないので注意しましょう。分配法則を使っても使わなくても答えは同じになるので、テストでは自分が確実に解ける方法を選ぶことが大切です。
計算順序の判断クイズ
次の4つの式について、最初に計算する部分はどこでしょうか。答える前に、計算順序の3ステップを思い出してみましょう。
- 3/4 + 1/2 ÷ 5/8
- (7/8 − 1/4) × 2/3 + 1/6
- 5/6 ÷ 2/3 − 1/4 × 2/5
- 1/3 × (5/6 − 1/2) ÷ 2/9
答え
- 1/2 ÷ 5/8:割り算が足し算より先です。
- (7/8 − 1/4):括弧の中が最優先です。
- 5/6 ÷ 2/3 と 1/4 × 2/5:割り算と掛け算を両方先に計算します(どちらからでもOK)。
- (5/6 − 1/2):括弧の中が最優先です。その後は 1/3 × 1/3 ÷ 2/9 を左から順に計算します。
3番のように、掛け算・割り算が2か所ある式では、2か所とも足し算・引き算より先に計算します。左から順に1つずつ処理していけば大丈夫です。
4問すべて正解できましたか?判断クイズで迷った方は、基本ルールの3ステップに戻って復習しましょう。計算順序の判断は、四則混合のすべての問題に共通する土台です。
テストで役立つスピードアップの3つのコツ
計算順序のルールに慣れてきたら、次の3つのコツを意識すると、テストで速く正確に解けるようになります。
- 計算する順番に番号を振る:式全体を見て、最初に計算するところに①、次に②…と番号を振ります。番号の順に途中式を書けば、順序ミスがほぼなくなります。
- 約分は早めに済ませる:掛け算・割り算の直前で約分できる分数は、その場で約分しましょう。数字が小さいほど、後の足し算・引き算の通分も楽になります。
- 答えの形を確認する:仮分数で答えるのか、帯分数で答えるのか、テストの指示を確認しましょう。約分し忘れがないかも最後にチェックします。
また、計算ミスが多い人は、途中式を1行に1ステップずつ書くことを徹底しましょう。1行に2つの計算を詰め込むと、見落としが増えます。ゆっくりでも確実に解く習慣が、結果的に高得点につながります。
ステップ別の注意ポイント早見表
ここまでの内容を、ステップごとの注意ポイントとしてまとめました。テスト前の最終チェックにご活用ください。
- ステップ1(括弧):括弧の中だけを先に計算する。括弧の中も計算順序のルールに従う。
- ステップ2(掛け算・割り算):足し算・引き算より先に計算する。複数ある場合は左から順に。割り算は逆数を掛ける形に直す。
- ステップ3(足し算・引き算):最後に左から順に計算する。分母が違う場合は通分してから計算する。
この表をノートの隅に書き写しておくと、テスト中にさっと確認できます。
早見表で確認したルールを、実際の計算で使えるようになるまで繰り返し練習しましょう。ルールを覚えることと、使いこなせるようになることは別物です。練習問題や判断クイズで、計算順序の判断を何度も経験することが大切です。
分数の混合計算の練習問題(答え付き)
分数の混合計算のルールを使って、次の10問に挑戦してみましょう。必ず途中式を書きながら解いてください。時間を計って解くと、テスト本番の練習にもなります。

- 1/3 + 1/4 × 8/3
- (2/3 − 1/4) ÷ 5/6
- 3/5 ÷ 6/7 × 5/9 + 1/2
- (1/2 + 2/3) × 6/5 − 1/5
- 7/8 − 1/4 ÷ 2/3
- (5/6 − 1/2) × 12/7 + 2/3
- 1/2 ÷ 3/4 + 1/6 × 2/3
- (3/4 + 1/2) ÷ 5/6 − 1/3
- 2/3 × 9/4 ÷ 3/2 + 1/5
- (1/3 + 1/6) ÷ 1/2 + 2/9
答え
- 1:1/4 × 8/3 = 8/12 = 2/3 を先に計算 → 1/3 + 2/3 = 1
- 1/2:(8/12 − 3/12) ÷ 5/6 = 5/12 × 6/5 = 30/60 = 1/2
- 8/9:3/5 ÷ 6/7 = 7/10、7/10 × 5/9 = 7/18、7/18 + 1/2 = 16/18 = 8/9
- 1と1/5(6/5):(3/6 + 4/6) × 6/5 − 1/5 = 7/6 × 6/5 − 1/5 = 7/5 − 1/5 = 6/5
- 1/2:割り算が先 → 1/4 ÷ 2/3 = 3/8、7/8 − 3/8 = 4/8 = 1/2
- 1と5/21(26/21):(5/6 − 3/6) × 12/7 + 2/3 = 1/3 × 12/7 + 2/3 = 4/7 + 2/3 = 12/21 + 14/21 = 26/21
- 7/9:1/2 ÷ 3/4 = 2/3、1/6 × 2/3 = 1/9、2/3 + 1/9 = 6/9 + 1/9 = 7/9
- 1と1/6(7/6):(3/4 + 2/4) ÷ 5/6 − 1/3 = 5/4 × 6/5 − 1/3 = 3/2 − 1/3 = 9/6 − 2/6 = 7/6
- 1と1/5(6/5):2/3 × 9/4 = 18/12 = 3/2、3/2 ÷ 3/2 = 1、1 + 1/5 = 6/5
- 1と2/9(11/9):(2/6 + 1/6) ÷ 1/2 + 2/9 = 1/2 ÷ 1/2 + 2/9 = 1 + 2/9 = 11/9
チャレンジ問題
問題:(2/3 − 1/6) ÷ 5/9 + 1/2 × 4/5
途中式:
= (4/6 − 1/6) ÷ 5/9 + 1/2 × 4/5 ← 括弧の中を通分
= 1/2 ÷ 5/9 + 1/2 × 4/5
= 1/2 × 9/5 + 2/5 ← 割り算と掛け算を先に
= 9/10 + 4/10
= 13/10
答え:1と3/10(13/10)
この問題では、括弧の計算の後に「割り算と掛け算を両方先に計算する」判断が必要です。3つのルールを組み合わせる応用力が試されます。
全問正解できましたか?間違えた問題は、どのステップで計算順序を間違えたのかを途中式で確認し、もう一度解き直してみましょう。繰り返し練習することで、計算順序が自然と身につきます。
よくある間違いと注意点
四則混合の計算でつまずきやすいポイントをまとめました。分数の混合計算で特に多いのは次の5つです。分数の計算ミスの記事でも詳しく取り上げています。
- 左から順に計算してしまう:「1/2 + 1/3 × 3/4」を左から計算すると 5/6 × 3/4 = 5/8 になってしまいます。正しくは掛け算が先で、答えは 1 です。
- 括弧を無視する:(1/2 + 1/3) × 6/5 を括弧なしで計算すると 1/2 + 2/5 = 9/10。括弧の中を先に計算すれば答えは 1 です。
- 割り算の逆数を忘れる:1/4 ÷ 1/8 をそのまま計算しようとするミス。「割る数の逆数を掛ける」を徹底しましょう。
- 通分を忘れて分母が違うまま計算する:「2/3 + 1/4」を分母をそろえずに 3/7 としてしまうミス。分子同士・分母同士をそのまま足すのは掛け算のときだけ、と覚えましょう。
- 計算順序の番号を振らずに解き始める:長い式をいきなり解き始めると、どこを先に計算すべきか分からなくなります。式全体を見て①②③と番号を振ってから解く癖をつけましょう。
これらのミスは、どれも「計算順序の確認」と「途中式」で防げます。間違えた問題は、答えを直すだけでなく、どのステップで間違えたのかを言葉で説明できるようにすると、同じミスを繰り返さなくなります。
ミスを減らす一番の方法は、途中式を1行ずつ丁寧に書くことです。暗算で一気に解こうとすると、計算順序の見落としが起きやすくなります。分数の基本的な定義や用語を確認したい方は、Wikipedia の「分数」の記事も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. この単元で一番間違えやすいのはどこですか?
A. 掛け算・割り算を足し算・引き算より先に計算するルールの適用忘れです。左から順に計算する癖がついていると間違えやすいので、「掛け算・割り算が先」と声に出して確認しながら解きましょう。
Q. 帯分数が混ざった式はどうすればいいですか?
A. 先に帯分数を仮分数に直してから、計算順序のルールに従って解きます。たとえば 1と1/2 は 3/2 に直します。帯分数の意味についてはWikipedia の帯分数の解説も参考にしてください。
Q. 途中式は必ず書く必要がありますか?
A. テストでは途中式に部分点がつくことも多く、見直しもしやすくなります。四則混合の計算では特に、1ステップずつ途中式を書く習慣をつけましょう。
Q. 約分はどのタイミングですればいいですか?
A. 掛け算・割り算の前後で約分できる箇所は、その都度約分しておくと数字が小さくなり、計算ミスが減ります。
Q. 長い式はどう整理すればいいですか?
A. 式全体を見て、①括弧、②掛け算・割り算、③足し算・引き算の順に「計算する順番に番号を振る」のがおすすめです。番号を振ってから1つずつ計算すれば、長い式でも迷いません。
Q. 分数のたし算・ひき算とかけ算・わり算の区別がつきません
A. 覚え方のポイントは「足し算・引き算は分母をそろえる(通分)、掛け算・割り算は分子・分母をそのまま計算」です。式を見たらまず「この記号は足し算かな、掛け算かな」と演算の種類を確認する癖をつけましょう。
Q. 計算順序を覚えるいい方法はありますか?
A. 「かっこ→かけわり→たしひき」のリズムで口に出して覚えるのがおすすめです。練習問題を解く前に毎回唱えると、自然と身につきます。
Q. 通分と約分のどちらを先にすればいいですか?
A. 計算順序に従って、その都度必要な方を行います。足し算・引き算の前には通分、掛け算・割り算の前後には約分、と覚えましょう。どちらも分数計算の基本技術なので、分数の計算方法のガイドで復習しておくと安心です。
Q. 答えは帯分数と仮分数のどちらで書くべきですか?
A. テストの指示に従うのが基本です。指示がない場合は、帯分数で答えるのが一般的です。どちらの形でも約分は忘れずに行いましょう。
Q. 親が教えるときのコツはありますか?
A. 答えを教えるのではなく、「どこから計算する?」と順番を問いかけながら、お子さん自身に途中式を書かせるのが効果的です。間違えたときは、正しい答えを示す前に「計算順序の3ステップのどこで間違えたかな?」と振り返らせましょう。
Q. テストで時間が足りなくなります
A. 計算順序の判断に時間をかけすぎている可能性があります。この記事の判断クイズで「どこから計算するか」を瞬時に判断する練習をしましょう。また、約分を早めに済ませて数字を小さく保つことも、計算時間の短縮につながります。日頃から時間を計って練習問題を解く習慣をつけると、本番でも落ち着いて解けるようになります。
Q. 分数の混合計算は苦手なまま中学生になります。大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。中学数学でも計算順序のルールは同じなので、今からこの記事で基礎を固めておけば十分に追いつけます。まずは計算順序の3ステップを確実に覚え、簡単な問題から少しずつレベルを上げていきましょう。
Q. 分数の混合計算は中学生になっても出ますか?
A. はい、中学1年生の正負の数の計算や文字式でも、計算順序のルールはそのまま使います。小学生のうちに身につけた混合計算の考え方は、そのまま中学数学の土台になります。
まとめ
分数の混合計算は、計算順序のルールさえ守れば確実に解ける単元です。①括弧の中を先に、②掛け算・割り算を先に(左から順に)、③足し算・引き算を最後に(左から順に)――この3ステップと途中式を書く習慣が、テストでの得点アップにつながります。
保護者の方がお子さんに教える場合は、「どこから計算する?」と順番を問いかけながら、一緒に途中式を書いていくのが効果的です。答えだけでなく過程を大切にすることで、応用問題にも対応できる力が育ちます。
学習の仕上げとして、この記事の練習問題とクイズを2〜3日後に解き直してみましょう。一度解けた問題でも、時間を置いて解き直すことで、計算順序が本当に定着します。間違えた問題は、計算順序のどのステップでつまずいたのかを振り返ることが大切です。特に、間違えた問題はノートにまとめておき、テスト前に見返せるようにしておくと効果的です。
この記事で学んだ計算順序のルールは、分数だけでなく小数や整数の四則混合計算でも共通です。分数の計算に自信がつけば、他の数の計算にも応用できるようになります。毎日の小さな積み重ねが、算数・数学を得意にする近道です。
この記事で解説した3ステップをマスターすれば、学校のテストはもちろん、中学数学の準備も万全です。今日から計算順序の練習を始めて、分数の計算を得意にしましょう。保護者の方も、お子さんと一緒にこの記事の例題を解いてみてください。親子で学ぶことで、計算順序の理解がさらに深まります。
分数の混合計算に慣れたら、分数計算機で答え合わせをしてみましょう。計算の流れを自動で表示してくれるので、自分の途中式と見比べる復習にもぴったりです。基礎から学び直したい方は分数の計算方法のガイドもご覧ください。

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